出張買取

古い本棚には、長年読まれてないどころか手に取ったこともない本が大量に眠っていたのです。
その部分が、私の家の収納スペースを狭くしているということから処分することになりました。いざ片付けようとすると出るわ出る、ダンボール箱10個くらいでは到底収まりきらない、それに加えて大型系の百科事典などもあるので非常に大変でした。

一応まとめることはできたのですが、処分方法をどうしようかと考えます。自治体のごみとして出すべきかチリ紙交換の巡回を待つべきかなどありましたが、そのまま引取られていくのはなんか罪悪感というかもったいない気がするので「買取だ」ということになったのです。

すると子供が朝刊のチラシの中からとあるチラシを誇らしげにもってきてくれたので、買取してもらうことに決めたのです。しかしこれだけの量は、どう考えてもきつい、車に積み込めたところで店舗で積み下ろす作業はめんどくさく恥ずかしいという考えに至ります。そこでチラシに出張買取という文字を発見、これしかないと思いさっそく問い合わせ、一応すんなりと依頼することはできたのですが、担当者不在で一週間後の日曜日になったのです。当日の指定時間待てど暮らせど来る気配がない、車の影すら感じられない、それに連絡もない、どうなっているのかと問い合わせすると「午後からではないでしょうか」と悠長な受け答え「午前中に来てと言いましたけど」と強めの口調で返します。しかし「今担当者が出払っているので午後からとなります」とがっかりの返答「わかりました、お願いします」と心を静め電話を切りました。

午後からといっても到着したのは3時過ぎ、それに査定もいい加減であの量を約10分ほどで完了、二束三文のような査定額を提示後しょうがなく契約締結、さっそうと去っていきました。もう2度目は無いでしょう。